Figmaは2025年7月31日、ティッカーFIGでニューヨーク証券取引所に上場し、33ドルで12億2000万ドルを調達した。このソフトウェア企業は、2022年にAdobeによる買収が頓挫した際には200億ドルの買収対象だった。需要は膨大で、公募は40倍の超過申し込みとなり、株価は85ドルで寄り付き、初日は115.50ドルで引けて250%上昇した。

代償は後からやってきた。株価は2025年8月1日に143ドルでピークを付け、その後2026年2月までに約22ドルまで下落し、ピークから約81%安、IPO価格を約3分の1下回った。TechStartupsは、時価総額がピーク時の600億ドル超から約105億ドルへ減少したとして、失われた紙上の価値を500億ドル超と試算した。

下落を説明する仕組みはいくつかある。第一に、公開価格の低さである。40倍の需要があったにもかかわらず33ドルとしたことで、Figmaは初日の急騰を追いかける材料を個人投資家に与えた。第二に、41.25ドルで発動する早期ロックアップ条項が、株価が85ドルで寄り付いたために直ちに発動し、ロックアップ株の25%が180日ではなく36日後に放出され、続いて2025年11月には役員株約3500万ドルのインサイダー売却が行われた。第三に、ファンダメンタルズの減速である。第3四半期の売上高成長率は41%から33%へ、粗利益率は91%から83%へ低下し、Claude CodeのようなAIツールがデザインキャンバスの代替となり始めた。

FigmaのIPOは250%急騰して115.50ドルとなり、その後143ドルのピークから約81%下落し、500億ドル超の紙上の価値を失った。

40倍の需要がある中で33ドルという低い公開価格が初日の急騰を生み、次いで株価が85ドルで寄り付いたことで41.25ドルの早期ロックアップ条項が発動し、ロックアップ株の25%が180日ではなく36日後に放出された。

続いてインサイダー売却が行われ、2025年11月には役員株約3500万ドルが売却され、インサイダーが株価を高いと見ていたことを示した。

流通株式のロックアップ解除が進む中で成長は鈍化し、第3四半期の売上高成長率は41%から33%へ、粗利益率は91%から83%へ低下し、一方でAIコーディングツールがキャンバスの代替となり始めた。

需要をはるかに下回る価格で設定されたIPOは急騰を生むが、最初のロックアップ解除とインサイダー売却によって直ちに巻き戻される。新規上場の最大のリスクは、しばしば事業そのものではなく、売り手自身の流通株式である。

Figmaの最後のVCロックアップは2026年8月31日に期限を迎える予定で、流通株式の大半が低調な価格で放出されることになっていた。

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出典

  1. InvestorPlace — Why Figma stock crashed 81%: the IPO mechanics retail never saw coming investorplace.com
  2. TechStartups — Figma stock is down 85% from its IPO peak: here's what went wrong techstartups.com