砂糖研究財団(SRF)は米国砂糖業界の業界団体だった。1960年代、砂糖の摂取と冠動脈性心疾患との関連を示す証拠が積み上がる中、財団は高まる科学的懸念に対抗するキャンペーンを開始した。SRFの幹部ジョン・ヒクソンは「我々の中傷者に反論する」ための研究への資金提供を提案し、ハーバード大学の科学者3人を雇って文献レビューを作成させた。財団は6,500ドル(現在の価値で約5万ドル)を支払い、プロジェクトは業界団体によって直接管理された。

出来上がった論文は1967年に『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』に掲載され、砂糖業界からの資金提供は一切開示されなかった。このレビューは砂糖と心臓病を結びつける証拠を最小限に抑え、代わりに食事中の脂肪とコレステロールを減らすことが冠動脈性心疾患を予防する最善の方法であると結論づけた。論文の結論は業界の商業的利益と完全に一致し、開示がなかったため独立した学術研究のように見えた。

真実が明らかになったのは2016年9月、カリフォルニア大学サンフランシスコ校の研究者らが『JAMA Internal Medicine』に歴史的分析を発表したときだった。彼らはSRFのアーカイブから数千ページに及ぶ内部文書を精査し、ヒクソンとハーバード大学の科学者らの間の往復書簡を発見した。この暴露は広く報道され、砂糖業界が半世紀にわたって栄養科学をいかに形作ってきたかについて新たな精査を呼び起こした。ハーバード大学の科学者の一人、D・マーク・ヘグステッドは後に米国農務省の栄養部門の責任者となった。

ハーバード大学の科学者に6,500ドルを支払い、代わりに脂肪のせいにするレビューをNEJMに掲載させ、資金提供を隠して数十年にわたり政策を誘導した。

砂糖業界は科学研究をマーケティングの道具として扱い、客観的な知識を生み出すのではなく、自らの商業的利益に資する研究に金を払った。

ハーバード大学の科学者らは利益相反を開示せずに業界の資金を受け入れ、論文が独立した研究のように見えるようにした。

SRFの戦略は意図的かつ組織的なもので、内部文書は財団が有利な研究に資金を提供することで「中傷者に反論する」ことを計画していたことを示している。

NEJM論文の結論は業界が望むものと一致し、脂肪と心臓病の関連を示す証拠が弱かったにもかかわらず、これらの結論は数十年にわたり公衆衛生政策を誘導した。

企業がすでに決めたことを証明するために研究に金を払うとき、その結果は科学ではなく、科学を装ったマーケティングであり、その偽装は誰かがアーカイブを読むまでしか続かない。

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出典

  1. Sugar Research Foundation — Wikipedia en.wikipedia.org
  2. NPR — 50 Years Ago, Sugar Industry Quietly Paid Scientists To Point Blame At Fat, 13 Sep 2016 npr.org