ニューサウスウェールズ州でアフターマーケット向け四輪駆動車アクセサリーの販売業者であり、単独取締役のSafi氏が運営するOZI4x4は、すでにトヨタとの紛争を一度和解していた。トヨタブランドのバッシュプレート、スノーケル、グリルに関する訴訟は、2021年10月1日の合意により、トヨタの商標を付した部品の販売を停止し、互換性の表示には「suitable for」または「compatible with」を前置きし、トヨタに14万5,000ドルを分割で支払うことで終わっていた。この和解は、再犯があった場合に追加的損害賠償または懲罰的損害賠償を求める際に、トヨタが以前の行為を援用することを明示的に認めていた。

それでも再犯は起きた。トヨタの調査員は、中国から輸入しオーストラリアで在庫として保有したうえで販売されたHILUX用テールライトの模倣品と、海外のサプライヤーから買い手へ直接ドロップシッピングされたLAND CRUISER用アームレストを、おとり購入した。アームレストの販売は、2022年10月27日の要求書の後も、またOZI4x4自身の弁護士が販売は終了したと述べた後も続いた。裁判所は、OZI4x4の販売記録が不完全であると認定し、記録が示すよりも多くの侵害商品が販売されたと確信した。

オーストラリア連邦裁判所のWheelahan裁判官は、供給モデルによって線引きをした。テールライトを輸入し在庫として保有した行為はHILUXの商標を侵害したが、ドロップシッピングされたアームレストは侵害しなかった。商標は引渡し時に初めて明らかになり、それは取引の過程が終了した後だったからである。いずれにせよ、この行為はオーストラリア消費者法の誤認誘導行為に関する規定に違反し、トヨタの信用をパッシング・オフしたものであり、OZI4x4とSafi氏の双方が和解合意に違反した。

金額は抑止を目的とした。裁判所は追加的損害賠償として10万ドル(トヨタは30万ドルを求めていた)、および通常の補償ではこの行為を非難し抑止するのに不十分であるとして懲罰的損害賠償として10万ドルを認め、さらに少額の補償的賠償を認めた。賠償額の重複調整(コンカレンシー)と4,800ドルの利息を経て、最終判決はOZI4x4に対して17万1,180ドル、Safi氏個人に対して2万1,180ドルとなり、訴訟費用はトヨタに支払うものとされた(トヨタに訴訟費用を認容)。

最終判決は、OZI4x4(清算中)に対して17万1,180豪ドル、その取締役に対して2万1,180豪ドルで、10万豪ドルの懲罰的損害賠償を含み、さらに訴訟費用が加わった。

2021年の和解と裁判所の抑止的賠償は同じ教訓を示していた。OZI4x4は侵害の継続を事業コストとして扱ったため、裁判所はそれを高くつくものにした。

販売は要求書の後も、また自社の弁護士による保証の後も続いた。これにより取締役は現実の認識を持ち、ACL上の幇助者として個人的責任を負うことになった。

OZI4x4の記録はあまりに不完全だったため、裁判所は記録されていない販売があったものとして不利に認定し、またSafi氏に関連する別会社を通じて同種の事業が継続していた。

ドロップシッピングは商標侵害を免れたが、消費者法は免れなかった。裁判所は、合理的な買い手が模倣品に付された標章をトヨタの承認または出所を示すものと受け取る可能性があると認定した。

無視された和解は不利な証拠となる。違反された合意は懲罰的損害賠償の基準となり、またそれは会社だけでなく取締役個人をも拘束した。

OZI4x4は判決時点で清算中だったため、トヨタは会社に対する差止命令を求めなかった。代わりに裁判所は、Safi氏に関連する事業による虚偽表示への関与を禁じる恒久的なACL差止命令をSafi氏に対して認め、同種の事業が別の事業体を通じて継続している証拠を挙げた。トヨタは訴訟費用を得たが、インデムニティ(損害補償)命令はSafi氏が裁判を欠席したことで無駄になった裁判資料についてのみだった。この事件は隙間を示している。ドロップシッピングされた模倣品は商標法を免れ得るが、それでも消費者法およびパッシング・オフの責任を招き得る。

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出典

  1. Counterfeit Parts, Drop Shipping and Trade Mark Use: Federal Court decides LexGeneris · lexgeneris.com ·
  2. Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha v OZI4x4 Pty Ltd (No 3) [2026] FCA 1215 Federal Court of Australia · judgments.fedcourt.gov.au