何が起きたか
2026年7月、フォロワー53万人のエンタメ系ブロガー「阿磊日记」がMINISOのプロモーション動画を公開した。その中の一幕は「自宅の床リフォーム後、家主は階下の女性住民を覗ける」という触れ込みで、上の階の男が下の階の女性の寝室を覗き見る内容だった。
ネットユーザーや他のクリエイターが一斉に批判した。あるクリエイターは、女性のプライベート空間を覗く行為を娯楽やアクセス稼ぎに変えていると非難。コメント欄では「深く気分を害した」との声や、ブランド側は脚本を確認してから金を払っているのかと問う声が上がった。当該クリエイターは覗き見のシーンを削除した。
MINISO自身の対応は薄いままだった。カスタマーサービスは「関連部門に報告し確認する」と述べるにとどまった。覗き見を売り文句にした内容を外部KOLを通じて発信しながら、謝罪をカスタマーサービスの窓口に委ねたことで、ボイコットは収まらなかった。
何を犠牲にしたか
ブランドはKOLに覗き見のシーンを投稿させ、謝罪をカスタマーサービスに委ねたことで、ボイコットを長引かせた。
なぜ起きたか
脚本は、女性のプライバシー——男が階下の隣人の寝室を覗くこと——を、小売ブランドのプロモーションの売り文句に変えていた。
フォロワー53万人のKOL投稿は、配信前にブランド側がストーリーラインを確認しないまま出された。
対応は薄く、「関連部門に報告する」というカスタマーサービスの回答はボイコットを止める効果がなかった。
反発後にようやくシーンを削除したことは、確認体制が最も重要な段階ですでに機能していなかったことを証明した。
教訓
女性の寝室を覗き見のネタに変えるプロモーションは、クリエイターではなくブランドの判断である。確認体制がそれを通してしまい、謝罪がカスタマーサービスの定型回答にとどまるなら、ボイコットは当然の結果だ。
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