エリクソンはスウェーデン最大の民間雇用主であり、世界最大の移動体通信網メーカーで、180か国に11万5,000人の従業員を抱えていた。2010年代、同社はマネージドサービス事業—他社の通信網を代行運用する事業—へ積極的に拡大し、この部門は10億人を超える加入者を担当するまでになった。この戦略は売上を膨らませたが、利益率を圧迫し、技術者を中核の研究開発から引き離した。

2014年までに利益は減少していた。2015年3月、エリクソンは主に研究開発と供給部門でスウェーデン国内の2,200人を削減し、2017年までに90億クローナを節約することを目指すと発表した。削減は事業を安定させなかった。売上は減少し続け、2016年7月、ハンス・ヴェストベリCEOは6年在任の末に退任した。暫定CEOのヤン・フリクハマーは10月に第2弾を発表し、さらにスウェーデン国内で3,000人、国内従業員のほぼ20%を削減するとした。

ボリエ・エクホルムが2017年1月にCEOに就任し、エリクソンを中核のネットワーク機器に再集中させ、メディア事業とマネージドサービス事業から撤退した。リストラは数十億クローナの費用を要したが、2019年までに収益性を回復した。エリクソンはその後、5Gの主要サプライヤーとなった—3年前には注意をそらされて維持できなかった地位である。

新CEOが中核ネットワークに再集中し2019年までに収益性を回復するまでに、主に研究開発と供給部門で2度にわたりスウェーデン国内の5,200人を削減した。

マネージドサービスは売上を伸ばしたが利益率は伸びず、研究開発の技術者を運用業務へ引き抜き、エリクソンを市場リーダーたらしめた技術的優位性を損なった。

取締役会は利益が減少し続ける数年間CEOを留任させ、2度の削減が避けられなくなるまで戦略的立て直しを遅らせた。

最初の削減は、低利益率のサービス部門ではなく、次世代製品を生み出す機能である研究開発と供給部門を対象とした。

サービス事業は、その会社を買収する価値たらしめた研究開発を空洞化させながら売上を伸ばすことがある。マネージドサービスは規模拡大に見えたが、未来への課税であった。

エクホルムの下で、エリクソンはマネージドサービスとメディア事業から撤退し、製品ポートフォリオを削減し、5Gに多額の投資を行った。2020年までに、ノキア、ファーウェイと並ぶ5G無線機器の世界3大サプライヤーの一つとなった。スウェーデン政府は、10年の大半にわたり、最大の民間雇用主を技術リーダーとして失っていた。

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出典

  1. Ericsson cuts 3,000 jobs in Sweden, reduces operations — AP via Phys.org (Oct 2016) phys.org
  2. Ericsson to lose 2,200 Swedish jobs to cut costs — BBC News (Mar 2015) bbc.com