中国の支配的な学術データベースである中国知網(CNKI)は、市場支配的地位の濫用を理由に、2022年12月に国家市場監督管理総局(SAMR)から8760万元の罰金を科された。制裁額はCNKIの2021年の国内売上高17億5200万元の5%だった。SAMRは、CNKIが学術誌と大学を独占契約で拘束し、データベースへのアクセスに対して不当に高い価格を課していたと認定した。

CNKIの独占は、中国の学界で長年の不満の種だった。大学は、自校の教員が執筆したのと同じ論文へのアクセスのために毎年数百万円を支払っており、CNKIの独占契約は学術誌が競合他社に掲載することを妨げていた。この事件は、特に大学院生が論文1本のダウンロードに15元を請求されながら著者にはほとんど何も支払われていないとしてCNKIを提訴したことを機に世論の反発が高まり、2022年5月に調査が開始された。CNKIは罰金を受けて、独占契約の終了、価格の引き下げ、著者への報酬の改善を約束した。

罰金は2021年売上高の5%に当たる8760万元で、CNKIは独占契約の終了、価格の引き下げ、著者への報酬の改善を余儀なくされた。

CNKIはその支配的地位を利用して学術誌を独占契約で拘束し、大学に独占価格を課して、自らが奉仕する機関を犠牲にして利益を得ていた

同社は学界からの長年の批判を無視し、自主的な改革によって回避し得た規制当局の介入を招いた

不可欠なインフラ — 学術論文、検索結果、決済網 — へのアクセスを支配するプラットフォームは公共財であり、独占価格は最終的に規制当局を呼び込むことになる

出典をたどる

出典

  1. Tencent News — 解读知网反垄断案:8760万罚款背后还有什么? news.qq.com
  2. The Paper — 知网被罚8760万元!责令全面整改! thepaper.cn
  3. SAMR — 市场监管总局依法对知网作出行政处罚 samr.gov.cn
  4. CCTV — 知网被罚8760万 news.cctv.com